平均値だけじゃない、中央値・最大値・最小値!
IT業界でも単体テストなどをしている時によく見かける指標として 平均値 があります。
でも平均値って本当に役にたつのでしょうか?
例を出して見ていきましょう。
あるクラスの平均値
A子 B子 C子 D子 E子が英語の授業で以下の点を取りました。
70 65 60 55 50 点(合計:300点)。
平均値は60点ですね。
とくに違和感はないと思います。
では数学の授業で以下の点を取りました。
95 90 88 15 12 点(合計:300点)
平均値は60点ですね。
D子、E子が15点、12点しかないのに、これでは違和感があります。
あまりにも偏っています。
中央値もみる
では 中央値 を合わせてみます。
英語 | 数学 | |
---|---|---|
平均値 | 60点 | 60点 |
中央値 | 60点 | 88点 |
ちょっと違和感に気づきやすくなりました。
平均値がどちらも80点ですが中央値が違いますね。
中央値とは
データを順番に並べたときの真ん中の値
のことです。
このように1つの指標(平均値)だけで物事を見ても
それが正しいかは判断できない場合があります。
複数の指標を見る必要性も頭の片隅に置いていきましょう。
ちなみに最大と最小をのせるとこのようになります。
英語 | 数学 | |
---|---|---|
平均値 | 60点 | 60点 |
中央値 | 60点 | 88点 |
最大値 | 70点 | 95点 |
最小値 | 50点 | 12点 |
「英語はみんなの理解力が大体同じくらいだけど
数学は集中的に教える必要がある奴がいるな。」とかが分かります。
まとめ
今回は資料をまとめる際の指標として
平均値だけじゃなくて 中央値・最大値・最小値 も使っていきましょう、というお話でした。
ほかにも最頻値などもありますがまた別の機会にしましょう。
ちなみにですが英語では
平均:average
中央:median
最大:max(maximum)
最小:min(minimum)
となっており、よくプログラミング言語の関数名となっています。
それではまた!